2024年6月3日から、当院は4年目に入りました。

当院をかかりつけとして、ご受診いただきます患者さま、そしてスタッフの皆、クリニックに関係する沢山の皆さまに支えられ、無事に4年目を迎えられましたこと、大変嬉しく思っております。

そして同時に、これからまた、地域の女性の皆さまに、少しでも貢献できるように、毎日の診療に取り組もう!と改めて思いながら、気持ちを引き締めて、日々の診療に取り組んでおります。

今後とも、ようこレディースクリニックをよろしくお願いいたします。

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先日、『兵庫県の女性疾患診療を考える会』という研究会が、三宮で開催され、私もパネリストの一人として参加致しました。

千葉の〝ジュノ・ヴェスタクリニック八田〟の八田真理子先生による

『月経困難症から子宮内膜症まで患者さまに合わせた治療選択』

のご講演を拝聴致しました。八田先生は、産婦人科医の間でも大変ご高名な先生でして、私もこれまでにWeb講演や学会でのご講演を拝聴し、大変尊敬する女性医師でありましたので、今回このような機会を頂き、八田先生にお会いでき、とても勉強になるお話を沢山お聞きでき、色々とお話もさせていただけて、大変嬉しかったです。

『どうする月経困難症と子宮内膜症の薬物治療』

として、甲子園の〝竹村婦人科クリニック、中川由理子先生〟〝尼崎の産科・婦人科 衣笠クリニック、谷口友基子先生〟そして私の3名が、それぞれ発表し議論が繰り広げられました。大変勉強になるお話が伺え、今後の外来診療に活かしていきたいと思いました。

今回のお話をいただき、当院開院後の3年間を改めて振り返り、患者さまの年齢比較、その中で月経困難症を主訴にご受診されました方々の年齢別の治療選択など、主に思春期の治療などについて改めて検討致しました。

その結果を、こちらにも少しご紹介させていただきます。

この3年間で当院をご受診いただきました患者さまは、圧倒的に40代以上が多いことが分かります。月経に関連する症状や、更年期の不調で、ご受診の方が非常に多かったです。

こちらは、直近の1年(2023年6月~2024年5月)に当院をご受診されました患者さまの、年代別の月経困難症を主訴にご受診されました方の割合です。

10代20代30代の皆さまは、月経困難症が主訴でありました割合が、どの世代でも約70%を占めており、世の中の女性が、いかに毎月の月経に悩まされているかが分かりました。その他には、月経不順、続発性無月経などのでお悩みの方が多かったです。また、40代以上の方では、月経困難症と同じくらい、更年期の不調でのご受診の方が多いです。

最後に、直近の1年での【思春期の月経困難症の皆さんの治療選択】です。半数以上の68%の方が、ホルモン治療を選択しておられました。

今回、この3年間を振り返り、非常に沢山の女性が月経困難症でお悩みで、当院をご受診いただいていることが分かりました。そして、治療により、『生活が変わった!』『もっと早く治療をしたかった!』『この治療なしでは生活はできない!』と喜んでくださり、治療を継続しておられます女性が沢山おられます。

少しでも月経でお悩みの女性が減ることを、心から願っております。